あきない商いを|ファーストペンギン

 

ペンギンは、集団で移動するとき、縦一列の隊列を組んで氷上を移動する。つねに群れで固まり集団行動をとるペンギンの群れには、特定のリーダーがいない。例えば、猛吹雪の中、氷上を一列になって移動していて、突然大きな亀裂に出くわすとする。当然先頭を歩いているペンギンは気がつかず真っ逆さま。危険を察知した2羽以降は難を逃れる。エサを取るため海に飛ぶ込む時も同様でそこには天敵のシャチやトドが潜んでいるかもしれない。真っ先に飛び込む最初のペンギンは命を賭して安全であるか否かを示す。一方、そうすることで誰よりも確実に、お腹いっぱいのエサにありつくチャンスを得る。ハイリスク・ハイリターンは人間社会の生存競争にも通じる理。コロナをぶっ飛ばすには、この勇敢な“最初の1羽”「ファーストペンギン」となることが必要であろう。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)