あきない商いを|忠義の忠

 

「忠義の忠は、心の中って書くでしょう?心の真ん中から溢れるもんをひとに捧げるってこと。」これも『木挽町のあだ討ち』からの引用だが、忠の字は人と人との関係づくり、特に友だちって『忠』のつながりだなと感じる。といって言葉の意味を調べれば、真心や誠意を尽くすこと。とか出てくるけど、そう聞くと何やら安っぽくなる。真心だの誠意だのという言葉は、ことさらに言うことじゃあない。心の真ん中からまさに溢れる感情を相手に贈る。『えっそんなことがあったの!そりゃあ、こうしちゃいられね~、すぐ駆けつけなきゃ!』どこかで聞いたこんな台詞が思い出される。「いや~ごめんごめん仕事が忙しくてさあ~行きたいのは山々なんだけど」別にそれが良いとか悪いとか義理人情に欠けてるとかってんじゃなくて、何を置いても、こいつの事は、ほっとくわけにはいかねぇんだ。なんでって?忠の義って奴さ!

 

コトウダグループ(古藤田グループ)