あきない商いを

 

西郷隆盛の名言に「正道を歩み、正義のためなら国家とともに倒れる精神がなければ、外国と満足できる交際は期待できない。その強大を恐れ、和平を乞い、みじめにもその意に従うならば、ただちに外国の侮蔑を招く。その結果、友好的な関係は終わりを告げ、最後には外国につかえることになる」というものがある。商いも同様のことが云えるのではないだろうか。信念・信条を持たず目先の利益だけを追い、強い相手には迎合し、弱い相手には強制する。私は日頃からそれが顧客であっても協力会社であっても、相手に「組し易し」と思われるような商いをしないよう心掛けている。人参ぶら下げて、ちょいと脅しをかければこの会社は何でも言うことをきく。そんな姿勢で商いを仕掛けてくる相手は願い下げである。しかしながら、相手から甘く見られないためには、常住坐臥、強いマインドと高いパフォーマンスをもった商いを貫きたいものだ。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)