あきない商いを|ワークショップで何を得る?!

 

先日、修善寺駅構内で、男子高校生が「ワークショップやってま~す」と遠慮がちに声を出していた。ちょいと覗いてみた。ちいさなキーホールダーを販売している。これ君たちが作ったの。いえ違います。なんかそっけない。そうなんだ。でなんのためにやってるの?地域活性のためにワークショップをやっています。わりかしどや顔で…。地域活性?3~4人のチーム。しばらく眺めていたけど、ただブースを開いて、モノを売ってる…弱いな。構内を行き交う人に声をかけ、たとえばこのキーホルダーは支援学校の生徒が製作したもので、売上は学校や生徒達の支援に活用されま~す。みたいなストーリーがあれば、大人たちも興味を持ち、立ち止まり高校生の声に耳を傾け、どこの高校生なの?とか会話が生まれ、ひょんなことで、その先の何かにつながる…かもしれない。せっかくの休日。探究授業の一環かとは思うけど。なら、もう少しワークショップを開くことでどんな可能性が生まれ地域活性につながるのか。もう一歩踏み込で、掘り下げて探る。まさに『探究』をして欲しいものだ。今日は何個売れました。とか成果を報告するのだろうけど。そもそも『売る』ことが目的ではないことに気がつかないと、その先の本当の課題=探究の学びの意義は彼らには見えてこないであろう。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)