7月号|人を動かす力

 

人を動かす力とは…


御殿場・みくりや染織(正藍染 小原屋)を調べていくとその原点が徳島・阿波の藍にあり、その藍文化がどのように日本全国へと拡がっていったのか、東海道、旧東海道など、人もの金をツナグ街道の役割とは。そして今、直接ものづくりに携わっている人たちと出会い話すことで、どんな想いをもって伝統を、技法をツナいできたのか、そしてどのように未来へとツナゲていこうと行動し挑戦しているのか、さまざまなことがほんの少しだけではあるが見えてくる。数カ月前なら御殿場が『みくりや』と呼ばれていたことも、御殿場という地名の由来も知らなかった自分がこうまで惹きつけるものとは何か?大変興味深いのでもう少し探求してみる。大切な地域資源を未来にツナグために人やモノやお金をどう上手に活かしたら良いのか?みくりやの小原さんは一言『買って売る』ことだよ。阿波から藍染の原料である『すくも』を買うことで、阿波の藍を守る。その原料を使ってココみくりやで4代続く藍の技法を守る。次世代の担い手職人を育てる。現在小原さんの所で修行中のZ世代の担い手職人マコさんは言う『もう伝統工芸品なんて言わせない』、私たちZ世代にささる『エモい』モノをつくることで、世代を超えて親や逆に子供たちにも、えっ!これいいじゃんと感じてもらえるものを世に出したい。小原さんの工房で感じたこと、二人の想いに心が動く。言葉だけではなく行動で示すこと。4代目が染め織りした作務衣上下を購入。藍染は『着るくすり』でありかつおしゃれで丈夫。つくり手の想いへの応えは…買うこと。汗をかいて、カネも使う。地域資源を未来にツナゲル基本はソコにある。小原さんの話、マコさんの想いに僕の心が動き、工房に陳列された作務衣を見た瞬間、良きものと感じた。さらに言えば、小原さんの身に着けている作務衣の膝小僧とかに『当て布』がされていて、繕いながら大事に着てるんだなぁ~子供の頃よく転んで、ズボンの膝に穴が開いて、そん時、母親がキャラ付アップリケを縫いつけてくれたことを思い出す。最近の子供たちはどーなんだろう?なんて思いながら、お~これは、とてもサーキュラーな着物、一生ものだ!『今、買わなきゃ!』と強く僕の背中を押してくれた。最近『ドリルを売るには穴を売れ』という本を購入した。マーケティングの基本がわかりやすく書かれた本で、いつかどこかで活用したいと思っていた。コトウダグループの部長研修用の教材にするために、まず私自身が読み込んだ。『最後に生き残るのは気迫と執念、想いの強さなんだ。』商売は『モノ』を売るんじゃない、顧客の求める『価値』を売るんだ。なんとタイムリーで今の私の心境にピッタリの内容。まさに商売はマインド。小原さんやマコさんと出会って話したことで感じたこと。その反面経営者としてこれほどの想いをもって自分は会社経営をしているのか?胸に刺さる。あらため『商い』に向き合い、強い想いをもって挑戦を続けることを誓う。『モノ』を売るんじゃない、顧客の求める『価値』を売るんだ。商いの魂に刻もう!!!

 

 

困ったときはお互い様


人のツナガリとか地域のツナガリとか希薄になったとか言われてるけど、それって人の心が豊かでなくなったということなのか。困ったときはお互い様。そんな心持ちで日々の暮らしをすることは特別なことではない。もう一年以上前のこと、自分より10歳以上離れた友人が突然死。そんな時、近所に住んでいた私の同級生がなんやかんやと手助けをしていた。その姿を見ていて、この人はホントえらいなぁ~、なかなかそこまでのことはできないと思ったものだ。普段からの付き合いがあってこそだけど、助けたり助けられたりの関係が人を動かす。お裾分けってのもある。うちの会社は、兼業農家の社員から畑の収穫野菜のお裾分けが季節ごとにある。ちなみに私は、ずっと『おっそわけ』だと思ってた。地面に近い裾を分けるってことから『つまらないものだけど』なんてことも言う。それはさて置き、昨今の世の中を見ると、こういう関係性こそ大事。昔の古き良き時代の慣習で終わらせないで、むしろ今、これからの未来をつくるのに大切な心掛けとしたいものだ。持ちつ持たれつ、困ったときはお互い様の心大切にこれからも生きたいものだ。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)