7月号|コロナ後の推測

 

月間事業構想7月号特集『コロナ後の推測』から


今回、月間事業構想7月号で特集された『コロナ後の推測』から気になるトピックをとりあげてみることにした。

【今後進むであろう、ローカル経済圏の活性化による地方創生。】
例)ウェブ会議などリモートワークによる生産性の確保・向上。地方住居、2拠点住居。個人のライフスタイルの尊重。等々これらをビジネスチャンスに活かしていくには『ローカルデジタルトランスフォーメーション(LDX)』の推進が不可欠。

【「What if? もし○○がなくなったらどうなるのか?」】
自問自答を繰り返しイメージを膨らませる。
『これまでのやり方には戻れない!を前提で考え行動する』こと。
ゼロからの存在意義の再考。

【問われるのは『経営の質』】
安かろう悪かろう、無料サービス、低価格を売りにするような商売に先はない。これからの時代、『顧客が何を求めているのか、何をすればお金を落とすのか』真剣に考え抜く。経営者として、その方向性が若干あいまいでも見えてくれば、ココをもっと魅力的に。そのために設備投資を。価格も見直して。自信をもって、客を迎える。こころが決まれば、ポジティブに行動できる。相も変わらず、一歩通行、押しつけ的もてなしは、相手にされない、顧客には嘘はバレル。満足すれば、感動すれば、良ければ勝手に『顧客が情報発信』してくれる。

【アフターコロナが意味するのは】
コロナが存在する中でもどう観光(あらゆる事業)があるべきかを考え、新たなスタイル、イノベーション、ビジネスを生み出す。ということだ。最も大事なことは、『つなぐ』ということ。 − 人と人 − 企業と人 − 企業と企業 − 人とモノ − 人と情報 −

【ソーシャルディスタンス 社会的距離】
地理 空間 物理 自然 移動 都会 田舎 集中 分散
・そもそもの課題⇒東京圏一極集中の構造に対する危機意識⇒地方における『低密度住居』のニーズ
・戦略的物資の国内自給率の向上 食料 ものづくり 技術と品質 地方移住

【コミュニティってなんだ?】
近くに住んでる 遠くに住んでる 学校や仕事でつながる 趣味でつながる 出身地が共通 人種 親戚や血縁関係 出身学校 *時と場所・関係性・共通性
⇒オンラインでコミュニティとつながる手段と環境

【オフィンス空間 公共空間 プライベート空間の境界が無くなる。】
『モザイク状に組み合わせた暮らし』
利便性・合理性・効率性の追求から より本能的・身体的・直観的な心地よさや気持ちよさを追求。人間らしい『時間と空間』を取り戻したとき 我々は、いったい何を求めるのか? 快適とは何か

【人類の歴史 進化 自然 地球全体のエコロジーの視点から 俯瞰して】
「ウイルスと共存する」ための新しい生活様式=ニューノーマルを考える歴史的な転換点に私たちは立っている。

 

 

時代のキーワードは『共感』


− 商いの力を利他的かつ他者と共感する手段として生かす − 国境を閉じ、人モノの移動を制限する保護主義に進む…難民、外国人、ビジネスマン、旅行者ですら移動を制限し、資本主義の経済活動そのものにストップをかけている。「人が人として人らしく生きるために今大切なことは?」アダム・スミスは、行動の動機は感情にあると考え、共感が市場経済を機能させる一条件であるとみる。人間が本来持っている共感の能力をテコにして、経済活動を通じて人と人のつながりを強めていく。そうして人々の幸福の増大に寄与していく。それが共感資本主義である。⇒経済のまえに共感 共感だけでは経済は回らない…が、キーワードは『手放すこと 過去の慣習実績経験 成功体験を全部手放す その覚悟が経営者に必要。』 安ければ安い方がよいではなく、共感できる生産者、共感できる企業・経営者とつながり、共感できる顧客と取引をする。すなわち、商いのこころ。『共感』を信条としたい。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)