あきない商いを|最高と最悪

 

伊豆のいい所って訪ねられたら、私は一番に『だるま山のレストハウスからの駿河湾と富士山の絶景』をあげる。そもそも、伊豆・修善寺で生まれ育った私にとって、富士山はそこにあって当たり前のもので特別なものではない。でも観光者の中には『一生に一度でいいから富士山を見たい』といってココ伊豆市を訪れる人も少なくないであろう。言わば、伊豆市にとって富士山の景色は『最高』の観光資源であるわけだが、季節によってその顔を変える富士、もちろんその絶景は天候によっても左右される。一生に一度…の想いで計画したその日に富士山の絶景が見られなければ、観光者にとってその旅は『最悪』となるわけだ。このように『最高と最悪』は常に背中合わせで、別物ではないことを見落としてはならない。この考え方はあらゆる事柄に当てはまる。逆転の発想で創造すれば、大きなビジネスチャンスとなる可能性もあることを意識したい。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)