3月号|悪習、悪縁を断ち切る

 

『悪い習慣は何でやめられないんだろう?』(鴨頭嘉人氏のYouTube 参考)


私は、昨年2020年10月タバコを止めました。禁煙を始めました…ということではなく、喫煙の習慣を断ち切ることが出来たのです。思えば、やめる、やめると言って幾年月。「頭じゃわかっているのにやめられない!なぜ?」自問自答を繰り返しながら、「酒を飲むとどうしても吸いたくなるんだよね~」とか「出社するとどうしても…」とか、やめられない言い訳をぶつぶつとつぶやく。誰も吸うことを強要しているわけでもなく。ただただ自分が選択をし続けてきた意志の弱い自分。そんな私がなぜ、喫煙習慣を辞めることが出来たのか?その答えは、『嘘をつくのは人として最低なことだ』ということに心底、本当に気が付いたからです。周りの人間は「今度も、どうせ口だけでしょ」とか「言う前にやめたら」とか、既に私の評判は『オオカミ少年状態』。その言葉がようやく耳に届いた、というか脳で認識したということでしょうか。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、『私の愛する人たち』への愛が薄っぺらな気持ちから、自分が生涯を賭けて守り抜く『覚悟』へと心が定まった。のです。
鴨頭さんは、ダイエットを例に悪習慣の話しをしてくれました。人間は『快』に引っ張られる。意志の弱さ、その弱さは日常のストレスから…ストレスに対して自律神経は、脳と体のバランスを取ろうとする。『満腹感』という『最高の快』へと導く。「今日だけ、ね!今日だけだから」そう自分を納得させ快の道へと転げ落ちていく。そのうち、「もういいや」とか言って諦め、ダイエットなど『吾輩の辞書には無い!』などと思い込む。暗示をかける。まさに負のスパイラル状態。でもね、この選択は、誰がしたの?あなたです!あなた自身が選択して決めたのです。「あ~またやらかしちまった」。いいんですよ、何度でもやり直しはききます。また、最初からやり直しましょう!
大切なことは、『もう無理』とか『私には出来ない』とか『やっても無駄』とか言わない、思わないことです。なぜって?それはね、ネガティブな思考からの選択肢は、マイナス側に偏ってしまうからです。選択肢に幅がないから、出す答え、導き出される行動も、後ろ向きなものになってしまうからです。そのことで人は目先の快に惑わされ、本来の目的を見失ってしまうのです。

何のためにタバコをやめるのですか?何のためにダイエットをするのですか?

この問いは、ひとつの例えです。今自分の人生や仕事の中で、抱えている課題や問題に置き換えてみてください。ひょっとしたら、今、陥っている原因となる悪習慣が、悪縁が見えてくるかもしれません。
そうそう、タバコを止めてから約3カ月経ちました。今はメンタルとフィジカルは完全一致して、意識などしなくてもタバコは吸いません。むしろ『嫌い』です。鴨頭さんの言うところの習慣化=無意識・有能の状態となったのです。

 

 

『幸せって何?』


あらためて、問われるとちょっと考えてしまう『幸せって何?』。
「あ~幸せだな~」って思える瞬間って、ごく他愛のない日常の中にある。「美味しい!」って思えるモノを食べた時、「うん、美味しいね!」って一緒にその感動を分かち合える人が、目の前にいる。そんな瞬間だったりする。ひとは、1人じゃ決して満たされない。そこに自分を必要としてくれる人がいて、役に立ちたいと思える自分がいて。そんな、わかり合える人や仲間と一緒に日々を生きることができれば、どんな障壁でも乗り越えられる。楽しいことや辛いことを共有できる。やる気のエネルギーが湧き出てくる。自分は今、『幸せっ』て思える心のありようは、間違いなく『心をプラスに、人生をプラスに』してくれます。笑顔が増えます。元気にしてくれます。「今日も幸せな一日だった。」この魔法の言葉で一日を終えられるよう、大切に生きていこうと思う今日この頃。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)