5月号|コロナ後遺症の真

 

もっとたくさんの人に知って欲しいコロナ後遺症


先日我が家に古からの友人が訪ねてきて、食事会を催した。娘の大のお気に入り。3月からの就活、コロナ禍での学生生活、友人の娘たちも同じ年代なのでその近況など、あっという間に4時間ほどが経過して、私もつい楽しくて時間が過ぎるのを忘れてしまって、あ~もうこんな時間かと思いつつ娘を見ると、笑顔で話してはいるものの顔色が真っ白で目の下にクマが出ている。友人を送り出してとにかくすぐに横のなるように言い、体温を測ると37.4。微熱。「悪かったな、気がつかないで」「大丈夫。楽しかったし」。そして次の日は昼過ぎまで起き上がれず。これが『コロナ後遺症』。アミノ酸、鉄分サプリ、その他処方された薬、定期的な上咽頭治療…昨年8月末にコロナに感染し、半年が経過。主治医は、コロナ後遺症の第一人者である渋谷ヒラハタクリニックの平畑医師。まだまだゴールの見えない闘いは続きそうだ。今回はコロナ後遺症で苦しむ人たちが現実に多数いる一方で、間違った知識から様々な誤解や差別や判断につながっていることに少しでも一石を投じたく、平畑医師のある番組での取材録をもとに、『コロナ後遺症』について知って欲しいことを記したい。
まずこれは正式に病気であり『標準病名マスター』にも登録されているということ。やむを得ず学校にいけない、職場を休まざるを得ないという状況になっても、病院、その他行政窓口でそのような病気は存在しないなどと言われたら「ICD-10にも載ってます」と伝えましょう。症状には味覚、臭覚の障害から倦怠感、食欲不振、思考力の低下、頭痛、せき、発熱…とさまざまあり、そのことで勉強、仕事、家事も困難な『準寝たきり』になるケースも少なくない。「そんな状況下で大変問題なのが、厚生労働省の手引き。まだ暫定版ということになっているが現実に乖離した内容で現場で使えるようなものではなく、逆に『精神的なことで後遺症が起きるんだとここかしこに記されている。心が弱いから後遺症になる!?このような誤解を一般の国民、後遺症とは無関係な人たちに抱かせることで後遺症患者を追い込み最悪なケースを招きかねない』と平畑医師は言う。とにかく、じっくりと向き合って、激しい運動などは避け体調をみながら生活のリズムをつくっていくことが肝要。治療法に関して平畑医師は『上咽頭擦過療法』を強く薦めている。鼻の奥のところに塩化亜鉛を擦り付ける治療。擦り付けることにより炎症、むくみを取っていく。脳の血流やリンパの流れが良くなり自律神経等々の働きが正常化する効果がある。無茶苦茶痛い!と娘は話す。まだまだ、解明できず根本治癒する特効薬はなく現れたさまざま症状を直す、抑える、鎮める事しかない。良い薬が一日でも早く開発されることを心待ちにしてる。まとめに、後遺症を知らない人へ。間違った知識、半端な知識からコロナ後遺症を決して『こころの問題』と片づけることのないようお願いしたい。

 

 

483の輪でつなぐ未来!


友だちの友だちは、みな友だちだ、世界に広げよう友だちの~「輪」!
今でもしっかり覚えてるフジテレビ「笑っていいとも」。司会タモリの一声で会場中が1つになる瞬間だ。何十年たってもサビつかず心に留まる名セリフ。声に出すことで伝える力が増幅される文章、読み手の力、観客を包み込む会場の雰囲気…場の力を引き出す演出。番組そのものが時代の先駆けであったが毎日昼、決まった時間、繰り返され耳にしたこのフレーズに、人生を変えるキッカケを得た人は数多くいることだろう。3月21日コトウダ本店で開催した『&』伊豆2022を振り返りつつ何か書こうかと想いを巡らす中で、ひらめいた『友だちの輪』。『&』でつながった483人の「人」や「モノ」。訪れたみなさんにとって、新しい出会いや発見が、『&』があったであろうか。&、&、&…の先にある&のGOALは『未来』。みんなが笑顔で幸せに暮らせる平和の『輪』が『&』でつながることを目指して、『&』伊豆Vol.2を考えていきたい。

 

コトウダグループ(古藤田グループ)