あきない商いを|損得抜き

 

己の損得で金を使うか、世のため人のために金を使うか。ある有名な料理人が、一番大事なことは何か?と尋ねられ、それは、今、目の前にあるこの料理に携わっている全ての人が豊かであること。三角を大切にしなければ我々の商売は立ちいかなくなる。常日頃からそう仲間達には言っているです。三角とは、生産者と仲買人と料理人。みんなが良くなっていかないとだめなんだってこと。いい仕事をしてもらいたいなら金を惜しんではならない、自分ばかりが儲かることばかり考えているようじゃ商売は長くは続かない。じっくり腰を据えて、互いに勉強し合って、それぞれの技量を極めて、結びついた関係ほど強くゆらぐものはない。私はそのためなら、生産者のためにも、仲買人のためにも金と時間を惜しまず使う。こすい(狡い)ことは無し、己の損得勘定だけの狭い了見で商売しても面白くないし未来は拓けない!

 

コトウダグループ(古藤田グループ)